2009年10月04日

N1MM・ログ解析方法

アマチュア無線の1つの楽しみに、指定された時間内に交信局数を競うコンテストがあります。

そこでは、交信局、周波数、交信エリアなどを入力することにより、情報を管理する「N1MM」というロギングソフトが良く使用されています。

その「N1MM」だけでも、ある程度、交信データの管理・解析をすることができますが、更に細かく見たいという欲求も出てきます。
ログファイルを独自のプログラムで解析したものが下記になります。

周波数・オペレータ別解析グラフ

N1MMログ解析

オペレータ別解析グラフ

N1MMログ解析

設定画面

N1MMログ解析


「N1MM」ロギングソフトのサンプル画面

N1MMサンプル



その解析ツールを作成する第一歩について簡単に説明します。

ロギングソフト・N1MMの標準インストールでは、主要データは実行ファイルと同一フォルダ内の「ham.mdb」というデータベースファイルに保存されています。

Microsoft Accessがインストールされているようでしたら、下記のように簡単にこの「ham.mdb」ファイルの構成を見ることができます。(もちろん別のツールでも操作可能です。)

N1MMログ解析方法

このテーブルデータから、必要なデータを収集するのですが
そこで使用されるSQL文なるものは下記になります。

'周波数別/オペレータ別の時間別局数の抽出
rs.Source = "SELECT DatePart('y',TS) AS [Day], DatePart('h',TS) AS [hour], Count(DatePart('h',TS)) AS cnt" & _
" From DXLOG" & _
" Where DXLOG.ContestNR = " & ContestNr & " And DXLOG.Band = " & band & " And DXLOG.Operator = '" & Op & "'" & _
" GROUP BY DatePart('y',TS), DatePart('h',TS);"


いきなりだったかもしれませんが、ここで、仮に「データベース」とは何!? と思われる方は、まずデータベース入門の書籍やサイトをご覧ください。


次にPC画面に解析データを表示するためには、何らかのアプリケーションを作る必要があります。

今回、私はVisualBasic6.0 で作成しましたが、現在ですと、MicrosoftのサイトからVisualBasic2008 Express edition(無償版)をインストールするのが良いかもしれません。

このVisualBasic を使い、「ham.mdb」ファイルから解析に必要なデータを抽出して、画面上に描画するプログラムを作成していきます。

また、ここで、「VisualBasic によるアプリケーション作成なんて・・・」と思われる方は、VisualBasic(2008)関連の書籍、サイトをご参照ください。


では、がんばって、独自の解析ツールを作ってみましょう。






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