2009年03月22日

Interface2009年5月号ARMでエレキー

Interface 2009年5月号付録でエレキー

昨日届いた「Interface(インターフェース) 2009年5月号」の付録・ARM(LPC2388)基板でエレキープロジェクト(?)第5ステージです。

まず、ポート配置と配線です。
(配線は、上記の写真のように基板に直接半田付けです。)

P1_18(OnBoard)    // --> 出力表示(LED1)
P0_7 (CN2 32Pin)   // --> Buzzer出力(発振回路内臓タイプ)
P0_9 (CN2 33Pin)   // --> Dot入力 (要PU抵抗)
P0_8 (CN2 34Pin)   // --> Dash入力 (要PU抵抗)
AD0_0 (CN2 1Pin)   // --> 速度調整VR



ソフト制作もだいたい終わったので
IAR Embedded Workbench」でコンパイルし
FlashMagic」でプログラムを書き込んで見ました。

1度は正常終了したのですが、それ以降
 「Operation Failed. (failed to autobaud - step 1)
が出て、うまく書き込めません。Comの設定はOKのようですが

フォーラム(↓)にも同様の不具合が何件も出ているようなので参考にしました。
 http://forum.flashmagictool.com/

TeraTermでComポート、ボーレートなど合わせて
 
を打つと
 Syncronized.
が帰ってくるのでマイコンとのシリアル通信はOKのようです。

残りは、フラッシュROM書込みモード(ISPモード)になっていないことが予想されるので、JP2の短絡を確認したところXでした。
GNDのPinが半田不良でした。(見た目は付いているのですが)

半田をやり直して無事動作するようになりました。
1度目に書き込めたのは、ICまたは基板内部の静電容量のせいだったのかも知れません。
 JP2ショート → リセット → Flash書込み → JP2オープン → リセット → 通常動作
という流れ。

動作模様は下記をご覧ください。


とりあえず、試作ソースを公開します。
CQ出版社のサンプルコードをベースに修正と機能追加してあります。
新規プロジェクを作成後、メインのCコードに貼り付ければ動作します。

なお、「IAR Embedded Workbench」のオプション画面のメモリアドレスは
 0x400000000
でなく
 0x40000000
なので、要注意です。

また、雑誌・P112中のA/D変換終了待ちのサンプルは
 while ((*AD0STAT & 0x80000000) == 0x80000000);
でなく
 while ((*AD0DR0 & 0x80000000) == 0x80000000);
なので、こちらも要注意です。

NXP LPC2388 のドキュメントは下記をご参照ください。
http://www.nxp.com/acrobat_download/datasheets/LPC2388_1.pdf

ソースコードは次のページをご参照ください。

ARM7(LPC2388)エレキー・ソースコード
http://micom.hamazo.tv/e1717190.html

次回は、「ARM LPC2388 開発環境構築方法」で紹介されているオープンソース環境と「ARM-USB-OCD」を使用しての「エレキープロジェクト」をご紹介したいと思います。

【関連記事】

PSoCマイコン トレーニング・キットでエレキー試作
http://micom.hamazo.tv/e1188958.html

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ルネサス・SH-2A でエレキー
http://micom.hamazo.tv/e2778548.html




スクイズ機能で不用意にキーがメモリされてしまい、速度を上げると余計な符号が出る不具合があります。



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