発電機・電圧&周波数監視装置試作

宇都宮

2019年01月03日 03:00

発電機の電圧、周波数変動を監視するための装置を試作してみました。

装置の目的は、発電機の電圧や周波数が変動した場合に接続している機器が故障する可能性があり、それを事前に防ぐためです。


【発電機・電圧&周波数監視装置外観】


【装置内中の配線】


【回路図】 クリックで拡大別画面


【概略仕様】
・電源200V入力仕様ですが、電源トランスの接続で100V入力への変更も可能です。
・電源の中心電圧と中心周波数は、電源投入後30秒、または設定ボタンで記憶します。
・DIP SWで電源電圧の変動幅:5%、10%、15%、20%を選択できます。
・DIP SWで電源周波数の変動幅:5%、10%を選択できます。
・半固定抵抗でアラーム検出時間を0.1秒~2.5秒に設定できます。

電圧アラーム、または周波数アラーム検出時
・アラーム音出力、電源LEDの点滅。
・それぞれのLEDが点灯、外部オープンコレクタ出力がクローズします。

アラーム解除方法
・電源ボタンを切断する。
・設定ボタンを押す。(電圧・周波数は再設定)

周波数処理の説明
・AC200V → AC12V変換 → 半波整流 → 波形整形(方形波) → マイコン割込み
・割込み周期をカウントして周波数に換算。 (平均化処理あり)
・PIC16F1705の8ビットDAC機能を使用して汎用のDC5Vメータに出力。
・周波数表示範囲は40Hz~65Hz。

電圧処理の説明
・AC200V → AC12V変換 → 抵抗分圧 → マイコンAD入力


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